智歯(親知らず)の抜歯について
抜歯術は歯科口腔外科分野で行う最も頻度の高い外来手術の一つです。抜歯術を受けた方は少なくないと思います。
抜歯術には5分もかからないで抜ける簡単なものから、30分以上かかる難しいものまであり、抜歯部位や、萌出方向、歯の根の形態、骨の状態などにより、それぞれ難度が異なります。
一般的に、智歯(親知らず)の抜歯は他部位に比べ難しいことが多く、特に骨の中に埋もれている埋伏智歯では抜歯の難度は高いものであります。埋伏智歯の抜歯術式は、歯肉を切開後、骨を削除し、智歯を骨の中で分割して抜去しますので、手術時間が30分以上かかる事も稀ではありません。
具体的に、上顎(上あご)と下顎(下あご)とで説明します。
※当クリニックでは、その他の口腔外科分野の治療も、外来で対応可能な症例について行いますが、難症例は東北大学病院口腔外科、社会保険病院・口腔外科に紹介することもありますので御了承下さい。